世界的な株安!投資家がとるべき行動とは

中国経済の先行き不安を原因に日本株はナイアガラ状態。
日経平均が17000円台に突入するなど、
とんでもない株安に襲われています。
このような株安は数年に一度は必ずといっていいほど訪れるのですが、
ここで投資家の明暗を分けるのが資金の余力です。

●資金に余裕がある投資家

資金に余裕がある方にとっては「株のバーゲンセール」状態。
普段は手を出しづらい大型株も軒並み割安価格で購入可能なため、
株安のときに買っておいて寝かせておけば、
いずれ株価が回復して利益を得られる可能性は高いです。

●資金に余裕がない投資家

逆に資金に余裕がない人は新たな資金が投入できず、
下落してゆく持ち株を眺めているしかありません。
損切りするのもひとつの手ではありますが、
このような株安の時は損切りよりも含み損を抱えた株をナンピンして、
株価が戻るのを待った方が勝率は高いのではないでしょうか。

私も決して資金に余裕がある方ではないのですが、
悩んだ結果、今回の株安では損切りはぜず、
資金を投入して買い増しするという攻めの姿勢を貫きました。
この作戦がどんな結果になるかは分かりませんが、
個人的に中国経済がこのまま衰退するとは思っていません。
追加の金融緩和を実施するなどして歯止めをかけてくるはずなので、
長い目で見れば一時的な株価下落だと判断しました。

メンバーズ株に見る、損切りの難しさ

損切りの重要性については先に説明した通りですが、
理屈では分かっていても実践するのはとても難しいものです。
会社側から悪材料が発表されたりした場合は区切りをつけやすいですが、
何の悪材料もないのに上昇していた株価のトレンドが急に変わる場合、
瞬時に判断して損切りを行うのはとても勇気がいります。

2012年のメンバーズ(2130)を例にとって説明すると、
この年の4月にメンバーズはフェイスブックの認定デペロッパーに認定されます。
日本で認定デペロッパーに選ばれた会社は他にも3社ありましたが、
上場している企業はその中でメンバーズだけ。
つまり株を買えるのはこの会社のみだったわけです。
ちょうどフェイスブックが日本で流行しだした頃だったこともあり、
市場は敏感に反応を示しストップ高を連発。
400円をウロウロしていた株価は一気に6000円まで跳ね上がりました。

このときのメンバーズ株はこれまで見たことの無いほどの人気ぶりで、
名証銘柄で株の流通量が少ないこともあって比例配分でしか買えない状態。
それが1日2日ではなく何日も続いたのです。
しかし加熱しすぎた株価は落ちるのが常識。
6000円オーバーの株価をつけた翌日から一気に急降下し、
今度はストップ安を連発して売りたくても売れない状況に。
最終的にはほぼ元の株価に戻ってしまったのです。
※その後も大きな上昇をすることなく2015年8月現在の株価は450円前後。

このときの6000円前後で買って損切りができたとすれば、
最高値の6000円オーバーをつけた翌日のみ。
それ以降は1000円台までほぼ売れない状況が続いたので、
本当に一瞬の判断で損切りが必要だったわけです。
上がると思った翌日に損切りするなんて本望なわけがありませんので、
マイルールによる機械的な損切りをした人のみが成功し、
大きな損失を防げたのだと思います。

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損切りのタイミングを考える

損失を最小限に抑えるための損切りですが、
分かっていても損失を覚悟で売るのは難しいもの。
株価は1日の中でも上下を繰り返すので、
どのタイミングで売ればいいのか迷ってしまいます。
そこで有効な手段が予め損切りラインを決めておき、
マイルールに従って機械的に損切りを行う方法。
例えば買値より株価が10%下回ったら売るというように、
数値を決めておくとタイミングに迷うことはありません。

ここで難しいのが買値の何%を損切りラインにするかです。
これに関してはトレードスタイルや買う銘柄によって変わってきます。
例えばデイトレードのような短期間の取引では、
1%から3%を損切りラインとすることが多いです。
投資期間が短いため大きな損失を作ってしまうと回収が難しくなるからです。
逆にある程度長期で保有する場合はそんなに神経質になる必要はなく、
10%から20%を損切りラインとする投資家が多いようです。
そもそも長期で株を持つという場合では目先の値動きではなく、
その銘柄の将来性を見込んで株を買うものです。
そのため少々の悪材料や市場の変動による値下がりは無視しますが、
トレンドが変わって株価下落が長く続きそうな場合には、
資金を他の銘柄へ移した方が効率的と言えるでしょう。