株初心者が勝つための損切り

●損切りとはなにか

損切りとは買値より株価が下回っている場面において、
「損失を覚悟で株を売却する」ことをいいます。
通常株で勝つためには買値より株価が上昇し、
含み益がある状態で売るのがセオリー。
ではなぜ損失が出ている状態で「損切り」する必要があるのでしょうか。
実は損切りには投資で安定した利益を出すための重要な役割があるのです。

●塩漬けを防ぐ

まず株価が上昇トレンドにある株を購入したとします。
購入したときは「このまま株価が上がる」と思って購入したものの、
数日後に株価は天井をつけて下降トレンドに反転してしまいます。
ここで多くの株初心者は「待っていればいずれ株価はもとに戻る」と思いがちですが、
一旦下降トレンドに入ってしまった株価は簡単にはもとに戻りません。
もちろん長い目見れば買値以上の株価になることも考えられますが、
それまでの期間が数か月なのか、数年かかるのかは誰にもわかりません。
つまりこの期間は「塩漬け」状態となってしまうため、
資金が拘束されて新たな投資が出来なくなってしまいます。

●損失を最小限に抑える

購入した株の株価が下落し始めると、
多くの投資家は買値を下回らないうちに利益を確定しようとします。
つまり売り注文が多くなるので株価の下落が加速し、
想像以上に株価が安くなってしまうケースはよくあります。
特に値動きの大きい株の場合は株価が上昇するときも早い分、
一旦下落が始まるとあっという間に半値まで下がったりします。
そこで指をくわえて見ているだけでは資産は半減してしまうので、
早めに損切りをして損失を最小限に抑える必要があるのです。

●参考チャート
gara
ガーラ(4777)のチャートを例に見てみると、
200円前後だった株価が2014年12月から株価が急上昇し、
わずか2か月ほどの短期間で3475円まで上昇しました。
安値からは10倍以上の上昇ですから、
早い段階で仕込んでいた人は大きな利益を得られるチャンスでした。
しかし1月19日に天井をつけた株価は下落に転じ、
4月6日には628円になってしまいます。
実に5分の1以下まで下落していますから、
いかに下落するスピードが速かったかがわかります。
このような状況下でも損失を最小限に防ぐために、
マイルールによる損切りが重要になってきます。

●信用取引ではさらに損切りのタイミングが重要に

自分の手持ち資金以上の投資を行う信用取引では機械的な損切りが重要です。
これは株式投資全般に言えることですが、明確なルールに従って取引しなければ失敗のリスクが高まります。

例えば自分で買値から10%を損切りラインと決めていても、実際にその値段になると損失を確定することを躊躇してしまうものです。
そこで有効的な方法が逆指値を使うなどした機械的な損切りです。

例えば逆指値で「1000円以下になったら売る」と指定しておけば、相場を見ていなくても株価が1000円を切った時点で売却されます。
さらに注文期限を指定することで、当日だけでなく一定期間条件をキープできます。

注文期限を指定できる期間は証券会社ごとに異なりますが、SBI証券を例にすると最大15営業日までの指定が可能です。

投資する側にとって「負けを認める」というのは非常に辛いことですが、最初からこのような条件を設定しておくことで、日々の値動きを見て慌てて売買することがなくなり、結果として無駄な手数料が発生しなくなります。

参考記事

 ■損切りラインを決める基準についての解説
 損切りラインの決め方
 ■信用取引初心者が見ておきたいお勉強サイト
 信用取引
 ■SBI証券の活用方法やツールの使い方などの解説
 SBI証券